コンセプト

concept

乳がんを経験しても、私はおしゃれを諦めない。

乳がんは女性の癌の中でもっとも多いと言われ、2016年7月国立がん研究センターによると、日本では毎年約9万人が乳がんにかかり、日本人女性が一生のうちに乳癌になる人は11人に1 人という統計が出ています。

またきれいな下着を身に着けたい。気持ちのあがる下着を身に着けたい。

私が乳がんを経験した際、治療中は皮膚に優しい素材のブラジャーを身に着けていました。そして治療が終了し、皮膚が落ち着き、いざ手術以前のような感覚でブラジャーを選ぼうとすると、その選択肢の少なさに驚きました。

手術後のバストは、全摘・温存手術の違いや、温存手術でも手術箇所の違いによって人それぞれの為、パッドの形も千差万別です。そこで、全てのブラジャーに、どんな形・大きさのパッドでも入れられるようなポケットを取り付けることにしました。

ただ一般に販売されているブラジャーは、手術跡にあてがうためのパッドを入れるポケットがない、もしくはあったとしてもポケット部分が小さすぎて使用できず、パッドはブラジャーと地肌の間に添えあてるしかない状態でした。

乳がん用のブラジャーを販売しているショップはあるものの、商品の選択肢がほとんどない状況でした。 そして以前のようなきれいでかわいいブラジャーを身に着けたいという思いから、パッドを入れられるように加工を加え、自分で作ることにしました。

“私と同じ悩みを持っている人たちも沢山いるに違いない。”

その方たちの役に立ちたい、という思いから始めましたので、皆様からのご意見をいただき、試行錯誤しながら商品を増やしていければと思っております。少しでもお客様の悩みが解決されていることを願っております。

社名の「avoir」はフランス語で、英語で言うところの過去完了の「have」と同じ役目をします。
乳がんを経験した皆様にこの経験を乗り越え、それまで以上に 輝く人生になりますよう願いを込めて社名といたしました。